「万葉の湯」大浴場

万葉の湯「大浴場」

自然の重量感を感じる石組みの浴槽に身体を沈めると、
湯河原の山の凛とした空気が肌を撫で、ゆらりと立ち上る
湯けむりが木々の間に溶け込んでいく。
「小梅の湯」の岩風呂は、大浴場の内湯から露天へと続く
その動線すら、余裕と気品を湛えています。
長湯を心地よく誘うちょうど良さ。内湯では
丸みを帯びた石造りの浴槽が静かに湯を湛え、
露天では巨岩が浴槽を囲み、庭木や季節の風が
湯面に映える自然の絵巻に身を委ねられます。
春の新緑が、夏の蝉しぐれが、秋の紅葉が、
冬の静寂が、すべてこの岩風呂を包み込み、
湯とともに移ろう季節を感じさせてくれます。
湯上がりには、肌がしっとりと潤い、その余韻はふと
「またここへ戻りたい」と思わせる静謐な余白となるでしょう。
岩に守られた隠れた湯浴みの時間を満喫してください。

浴場

歴史を感じさせる手の込んだ岩積みの円形風呂は、心も体もリラックスさせる癒しスペースです。温もりが、円を描いて身体を包む。ゆらぐ湯面と、岩に刻まれた歳月”。小梅の湯の露天円形岩風呂は、そんな静かな風格に満ちています。直径約10人サイズの湯船が、岩を配置した浴槽の中に円を描き、湯河原の自然光とともに湯けむりを優しく映します。弱アルカリ性のやわらかな泉質が肌を滑るように包み込み、長湯にこそ似合う時間へと誘ってくれます。

脱衣場

落ち着いた木の香りがふんわり迎えてくれる脱衣場。窓越しにはやわらかな自然光が差し込みます。籐(とう)の脱衣籠が規則正しく並び、天井には昔ながらの木格子が静かに陰影を落とし、どこか昭和の旅館を思わせる佇まいです。脱衣スペースの床は滑りにくく清潔に保たれ、鍵付きロッカーと備え付けの籠が整然と配置され、安心して荷物を預けられます。

「円形の岩風呂」というフォルムが醸し出すのは、
贅沢なほどにゆったりとした時間。肩まで浸かって
目を閉じれば、岩の静けさと湯の温もりが一体となり、
日常のざわめきは遠くへと離れていきます。